みなさんは商品や、サービスを考えたりする時、どんな風に決めていますか?
私なんかは「5W1Hで決めるといいよ」って、よく周りの人に言われたもんです。
でも、分かっちゃったんです。
5W1Hじゃダメだってことが!!!
いろいろ決めなきゃ~って5W1Hで決めたりしていたんですが、まったく決まらなかったり、分からなかったり、ハッキリしなかったり…とにかくうまくいかなかったんです。
それはなぜか?
項目が足らないからです。
本当は、7W3Hの考え方が重要だったんです。
7W3Hの項目はこんな感じ。
日本語読み | 英語読み | 要点 |
いつ | When | 時期 |
どこで | Where | 場所 |
誰が | Who | 主体 |
何を | What | 内容 |
なぜ | Why | 理由 |
誰に | (to) Whom | 相手 |
誰と | With, Whom | 関係者 |
どのように | How | 手段 |
どのくらいの数 | How many | 数量 |
いくらで | How much | 金額 |
でも、項目だけ並べられたらどこから考え始めていいかが分からないと思います。
なので、ビジネス的な考えをまとめる上で大切な順番だなと思う順番でまとめて紹介していきます。
ぜひ参考にしてください!
誰が(Who)
ここは自分になります。自社がでも良いと思います。
単に自分って簡単に答えるだけじゃなくて、
どんな自分なのか?職業は?性格は?などなど、自己分析がとっても大事になります。
自己分析ってどうやるの?
自己分析にはエゴグラムを使うと性格がある程度分かったりします。
▶エゴグラムで性格診断
もしくはストレングスファインダーというもので、自己分析もオススメです。
事業者はやってる人多いですよ。
注意点は一回こっきりの診断権が本についています。中古品は使われていることがほとんどなので中古品は買わないほうが良いですね。
自己分析って意味ないでしょって思うかもしれませんが、ビジネスをやる上で自分が何者なのか?何が好きなのか?そして何が嫌いなのか?
それはこだわりとも言います。
このこだわりって突き詰めると事業で大切な「ポリシー」をつくることになります。
ポリシーって?
ポリシーとは自分自身が大切にしたいことと同じ意味。
例えば「助けてほしい」と言われた人を見捨てないとか、仕事は楽しくやるとか、お金ではなく依頼者の笑顔と涙を最高の報酬とするとかです。
誰と(with Whom)
これはビジネスをやる上のパートナーのことです。
ビジネスをやる上で、この人たちがいなくなったら継続できないよ!っていう人たちがパートナーです。
意外と倒産する理由の一つともなっている人間関係。
ここを強固にして、ビジネスパートナーとして絆を深めておくことは非常に重要なのです。
ちなみにパートナーとして最強なのが真の支援者。
つまりお金だけの関係ではなく、『何のために』でつながっている支援者です。
お金だけでつながっている人だけでは本当に良いサービスは提供できないのかもしれません。
一番怖いのはバイトを含む会社の社員。
こういう方も『誰と』に入る人たちですが、お金だけでつながってしまっている会社が多いです。
本当に難しいのですが、倒産しそうな時ほど一緒に頑張れる人が多くいることこそが最も幸せな会社なのかなって思います。
なぜ(Why)
なぜというのは非常に重要な所だと個人的には思っています。
そもそも、このなぜが分からないと目先の数字や、目標を追いがちで、
このサービスを提供したら、あと◯◯年後にはこういう世界になっていたら良いなって明確にイメージできているかってことが非常に重要です。
ぶっちゃけ言うと経営理念に近いもので、何のためにこのビジネスをするのかという行動指針にもなるので、このなぜが決まらない限りはビジネスの軸がブレたりします。要注意です。
特にこの『なぜ?』の部分は『誰と』とリンクすることが多いです。
それはこのなぜ?の部分を伝えると、自然と『一緒にやりたい』と関係者が増えていきます。
7W3Hで特に大切な3点は誰が誰となぜやるのか?
この3点がまとまっていると多くの協力者が集まり、何をやっても成功するほど重要なものになります。
この3つは時間をかけてもまとめていきましょう。
何を(What)
こちらはあなたが提供している価値そのものです。
カンタンに言うと製品や、商品、サービス。
実はこの「何を」というのは何でも良いと言われています。
例えばラーメン屋を開業するとしたら
全部同じ麺で、全部同じ味のスープで、全部同じ食材で…ってことはあり得ないのです。
そのため、それぞれが一生懸命に頑張れば全部成功します。
ポイントとなるのは、あなたが持っている価値を形にし、提供できる状態にすることが重要になります。
届けられる形にならなければ、届けようがないからです。
そして、お客さんも届けられる形にならなければ、受け取るかどうか考えるキッカケすらないということになります。
そのため、届けられるようにまず形にしておくことが重要となります。
いくらで(How much)
さて、さきほどのサービスはどんな物だって無料なら誰でも欲しがります。
経営者が悩まなければならないのが、この価値の値段です。
例えば100万円のボールペン、普通のサラリーマンの人が買いますか?買いませんよね?
一般の人には手が出ない…というよりは、その100万円のボールペンの価値が分からないから買わないのです。
このように自分のつくった商品を「こんなの欲しいな」と思っている人が喜んで買ってくれるのか?
それを決めなければならないのです。
つくった商品が一体いくらなのかは、自分で答えを決める必要があります。
ちなみに100万以上もするボールペンは存在します。
実際はどんなに高くたって売れる人には売れたりします(笑)
考えるべきは価値の値段よりも、この2つになるでしょう。
- 商品の価値を届けたいと思っているお客さんのもとに伝え切ること。
- その商品の価値を高め続けていくこと。
この2つをやり続けることがとても大切になります。
誰に(Whom)
誰にというのはその商品を届けるべき人(顧客)のことです。
ポイントとしては、その商品を見た時に喜んでくれて、商品を使った時に感動してくれるような人を選ぶこと。
- 困ってるだろうな
- 喜んでくれるだろうな
- 嬉しくなってくれるだろうな
- 役に立つだろうな
こんな基準を持って商品づくりをしていきましょう。
ただ、間違いやすいのは『誰に』を考える際は、
できるだけ範囲を狭くかつ、詳細に考えることが重要です。
この考え方をペルソナって言います。
ペルソナって何?
たった1人のお客さんに限定してつくるのをペルソナと言います。
年齢は32歳など、幅をできる限り狭くし、どんなライフスタイルを送っているかも考え抜いて、明確な人物として描き出します。
ペルソナについてさらに詳しく知りたい場合は、この記事が分かりやすいと思います。
▶今さら聞けない!「ペルソナとは」基礎知識とその重要性について
また、ペルソナ作成ワークシートも無料配布しているので、必要であればぜひ使ってくださいね〜。
▶ペルソナワークシート無料配布
どこで(Where)
お客さんまで決まったら、どこでその商品を売るかを考える必要があります。
流通経路や、届けたいと思ったお客さん(ペルソナ)が一番買うのに適した場所を用意してあげましょう。
例えばどこで買うのか?は
20代の人が喜びそうな化粧品であれば、必ずレビューを確認してから買うので、インターネット(ECサイト)で買ってもらうことを狙います。
みたいに決めていきます。
ECサイトって?
ECサイトとはインターネットコマース(電子商取引)のこと。
いわゆるネットショップのことです。
ECサイトについてもっと詳しく知りたい場合は、このサイトが詳しく載っています。
▶ECサイトとは?
一般的な場所としては
- 自分のお店で売る
- 他人のお店に置いて売ってもらう
- インターネット(ECサイト)を経由で買ってもらう
- 電話注文
- 販売営業
みたいな方法が主ではないでしょうか?
いつ(When)
「この時期だったら間違いなく繁忙期だから欲しがるはず。その少し前からキャンペーンを出して認知につなげておこう。」
こんな風にその商品がいつ買われるのか?ということを決めます。
単純に売れる時期だけを考えれば良いわけではなくて、商品を用意したりなど準備も含まれます。
売れた!
↓
知られた!
↓
告知した!
↓
準備完了した!
↓
人を集めた!
↓
企画した!
このような流れで、目標とするスケジュールから逆算し、準備段階から考えることが重要になってくるので、単純にこの時期に売れる!だけでは情報としては物足りません。
その商品の最初から最後までをしっかり考えるようにしましょう。
どのように(How)
あなたの商品をどのように欲しくなるのか?を決めていきます。
購買意欲とも言い換えられ、欲しくならなければ実際に売れることはありません。
さきほどの化粧品の例で言うと、ECサイトで買ってくれることを想定していますが、ECサイトに売っていたって購買意欲が湧かない人も多く、直接ダイレクトにそのECサイトにたどり着く人はほとんどいないはずです。
なので、取引先・広告宣伝なども含めた資源を活用して、どのように購買意欲を持たせるかは非常に重要なのです。
例えば、
20代という若い世代は、レビューを必ず確認してから買うので、ブログや、口コミサイト経由で商品を使ってみた実体験を紹介してもらい、買うまでの心理的ハードルを下げさせよう。
という風に決めていきます。
どのくらいの数(How many)
最後はどのくらいの数を売るかを決めます。
どのくらいというのは
- 販売目標数(このぐらい売れるだろう)
- 生産量(このぐらい作ってみよう)
みたいなものです。
このどのくらいの数を決めるには、どのくらいの人数が欲しがっているか(市場リサーチ)が非常に重要になります。
長い期間をかけて明確に調べる方もいますし、いるだろうと思って目安や、推論を立てて、すぐ動き出す方もいらっしゃいます。
どちらにせよ、無限には作れませんので、「これ以上は必要ないだろう」と「これくらいは必要」っていうギリギリのラインを決めて商品を作成するようにしていきます。
まとめ
どうでしたか?
これらすべてにハッキリと答えられましたか?
今まで5W1Hや、5W3Hが当たり前だと思っていましたが、ビジネスで使うとなると、ここまで考えたりします!
7W3Hを考えると、自分の目的に沿うように決めていけて、さらにビジネスで何をするべきなのかがハッキリしてきます。
私もこのように自分自身何をやっていきたいのかってことをまとめていったら
なんとビジネスの収入は2倍に!
成長段階なのでまだまだ伸びるかもしれません。
結局、ビジネスでうまくいかない理由は自分自身にあります。
つまり自分自身を改善し続けていけば必ずうまくいきます。
そのためにはこのようなビジネスで何をどうしていくのか?を決めていくことが大切なんですね。
ビジネスでどんな人に何を届けようかな~と思っている方、ぜひ作ってみましょう!