レンタルサーバーとは?初心者にも優しく図解で分かりやすく解説!

WordPressでブログを作るぞ!そう思っている方の壁となりやすいのが、WordPressを使う前の下準備。

WordPressを使うためにはレンタルサーバーや、ドメインなどの契約を済ませないといけないので、ITが苦手な人には大きなハードルになりがち…。

そんなワケで、まずはWordPressの準備としてレンタルサーバーとは何なのかを理解していきましょう!

目次

レンタルサーバーについて

レンタルサーバーは、インターネット上でウェブサイトやWebサービスを運営するために必要なサーバーを貸し出すサービスです。

そもそもサーバーとは何か?

サーバーとは、ネットワーク上でデータやサービスを提供するために用意された性能の高い特殊なコンピュータのことです。一般的なパソコンとは異なり、高い処理能力やデータストレージ(容量のこと)を持ち、たくさんのユーザーからのリクエストに応えることができます。

レンタルサーバーの構造
基本は一つの機械ではなく、複数の機械を連結させて、大量にデータを処理しているのが一般的です。

ビールを提供するための機械をビールサーバーと言いますが、提供する内容が違うだけで、提供のシステム自体はまったく同じだったりします。

図解:サーバーの仕組み

なぜレンタルする必要があるのか?

では、なぜそのサーバーをレンタルする必要があるのか?というと、専門知識が必要で素人では簡単に作れないからです。

図解:サーバーのお悩み

サーバーは全世界に向けて配信・提供するものなので設定が特殊で難しい。自力で構築するのはネットワークに関するかなりの知識が必要になります。

さらに多くの人のリクエストを捌かないといけないので、一般的なパソコンでは処理が追いつかないし、インターネットに常に接続しているため、高速・安定したネットワーク接続環境やセキュリティ対策が必要になります。

だから、サーバーを借りたほうが簡単で、安上がりなんですね。

レンタルサーバーの基本的な仕組み

レンタルサーバーでは、利用者が選択した料金プランに応じて、一定の容量や機能を提供してもらえます。

分かりやすいイメージで言うと、WordPressは家、サーバーが土地、ドメインは住所…と言われます。

このイメージで言うと、レンタルサーバーの運営会社は土地屋で、料金に応じて土地を貸してもらってるのです。

図解:レンタルサーバーの貸出

レンタルしたスペースに、自分のウェブサイトやWebサービスをレンタルサーバー上にアップロードすることで、インターネット上でアクセス可能な状態になるのです。

レンタルサーバーは運営会社によって保守・運営されており、安定したインターネット接続やセキュリティ対策などが行われています。

レンタルサーバーの料金について

レンタルサーバーには無料(もしくは月額300円以下のような格安サーバー)と有料のものがあります。しかし、安いサーバーは多くの人にオススメできません。玄人や、ベテランの人が使うようなある意味、上級者向けです。

基本は有料サーバーを利用しましょう

有料のレンタルサーバー
無料(もしくは格安)のレンタルサーバー
  • サーバーのスペックが比較的高め
  • 容量が多い
  • 速度が早い
  • セキュリティ対策の基本的機能が備わっている
  • 広告は表示されない
  • トラブル発生時のサポートがある
  • データのアップロードはさまざまな手段が用意されている
  • バックアップを数日間取ってくれている
  • サーバーのスペックが低め
  • 容量がかなり少ない
  • 帯域幅制限があり、速度が遅い
  • セキュリティ対策は基本自分で行う
  • 広告の表示義務があることが多い
  • トラブル発生時は自力で解決する
  • データのアップロードはFTP
  • バックアップは自分で行う

レンタルサーバーでできること

レンタルサーバーを利用することで、さまざまなことが可能になります。僕たちが日常的に利用しているアプリや、ゲームもサーバーの仕組みを通して使われています。

主な利用例をいくつか紹介します。

Webサイトやブログの運営

ホームページの閲覧

レンタルサーバーを利用することで、個人や企業がウェブサイトやブログを運営することができます。

自分のドメインを取得し、サーバーにウェブサイトのファイルをアップロードすることで、オンライン上で誰もがアクセスできるようになるのです。

メールの送受信

メールの送受信

レンタルサーバーを利用すると、独自ドメインを持つメールアドレスを作成することができます。

例えば、info@example.comのように、個別のドメインを持ったメールアドレスを使用することができます。メーリングリストや、メールマガジンの機能もレンタルサーバーによっては用意してくれていることがあります。

アプリ、ウェブサービスの管理

スマートフォンのアプリ一覧

レンタルサーバーは、アプリやウェブサービスの配信に利用されます。

データの保存や処理、ユーザーの登録情報の管理など、ウェブサービスの機能を提供するために重要な役割を果たしています。

ゲームの運営

オンラインゲーム

一部のレンタルサーバーでは、オンラインゲームの運営にも利用することができます。

自分のサーバー上にゲームのデータやプラットフォームを設置し、プレイヤーとのコミュニケーションやゲームデータの保存・管理を行うことができます。

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーには、以下のような種類があります。

種類内容オススメな人
共用サーバー複数ユーザーで使用するサーバーWordPress初心者、ブロガー、フリーランス、小規模事業者など初心者向け
VPS仮想的に専用で使えるサーバー小〜中企業など、共用サーバーでは物足りなくなってきた人
専用サーバー専用で使えるサーバー中〜大企業や、大量のアクセスが集中するサービスを持っている人など、大量アクセスをさばく必要が出てきた人
クラウドサーバー仮想的に専用で使え、自由が効くサーバー自由度の高さを重視している人

以下の4つを詳しく説明していきます。

共用サーバー

領域は狭いがコスパに優れる共用サーバー
価格月額100〜4,000円ほど
表示速度
管理のラクさ★★★★
ブログ作成の簡単さ★★★★
カスタマイズの自由度

共用サーバーは複数のユーザーで利用されるタイプのサーバーです。多くのユーザーが同じサーバーを共有するため、料金は比較的安く設定されています。

メリット
デメリット
  • サーバーのメンテナンスをする必要がない
  • 簡単に操作でき、コマンドを打つ必要がない
  • 価格が安い
  • サイトの公開、メール設定の機能しかない
  • 好きなアプリケーションを入れられない
  • プランによってはアクセスが集中するとページが表示されなくなってしまう
  • データベース(記憶できる場所)に制限がある
  • 他のユーザーの影響を受けやすい

VPS(仮想専用サーバー)

仮想的に専用にできるVPS
価格月額500〜20,000円ほど
表示速度★★★
管理のラクさ★★★★
ブログ作成の簡単さ★★★★★
カスタマイズの自由度★★★

VPSは、仮想化技術を使用して複数の仮想サーバーを1台の物理サーバーで運用するタイプです。専用サーバーと共用サーバーの特性を持ち、独自のリソースを割り当てることができます。柔軟な運用が可能であり、コストパフォーマンスも高いです。

メリット
デメリット
  • 自分で好きなアプリケーションを入れられる
  • CPU、メモリを割り当てるので他のユーザーの影響を受けにくい
  • サーバーの構築を自分で行わなければならない
  • 何かあった時は自分でメンテナンスしなければならない

専用サーバー

専用領域を持てる専用サーバー
価格月額8,000〜60,000円ほど
表示速度★★★★★
管理のラクさ
ブログ作成の簡単さ★★
カスタマイズの自由度★★★★★

専用サーバーは、単一のユーザーが独占的に利用するサーバーです。専用のリソースを持つため、安定性やパフォーマンスの面で優れています。

ただし、共用サーバーよりも高価格となるため、予算に合わせて選ぶ必要があります。これは自社でサーバーを用意するケースもあります。

メリット
デメリット
  • 自分で好きなように設定を組める
  • 他のユーザーの影響を受けない
  • 全ての性能をフル活用できる
  • お金がめっちゃかかる
  • 初期費用がかかる
  • 設定や、メンテナンスも自分で行う(業者に委託も可能)
  • 自分で構築する場合、電気代がかかる

クラウドサーバー

自由に変えられるクラウドサーバー
価格月額1,000〜13,000円ほど
表示速度★★★
管理のラクさ★★★★
ブログ作成の簡単さ★★★★
カスタマイズの自由度★★★

クラウドサーバーは、複数の物理サーバーを組み合わせて運用するタイプのサーバーです。レンタルサーバーでは、一度決めたCPU・メモリ・ディスク領域を変更できませんが、クラウドサーバーだと後から拡張できるようになっています。そのため、VPSの機能に加え、柔軟な対応ができるのです。

障害時に他のサーバーに自動的に切り替えることができ、高い信頼性を持ちます。また、必要なときにリソースを追加することができるのが他の仕組みと大きな違いです。

メリット
デメリット
  • VPSの利点を活かしつつ、拡張機能がある
  • 1時間ごとの料金も可能
  • VPSよりもお金がかかる(従量料金制)

レンタルサーバーの選び方

自分に合ったレンタルサーバーを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

評価項目内容
信頼性どのくらい安定的に稼働しているかです。ブログにしろ、ウェブサービスにしろトラブルで動かなくなってしまったら目も当てられません。稼働率や、運用実績を見て、安定して稼働するかをチェックしましょう。
容量サーバーにどのくらいデータを置けるかです。容量が多いほど、大量の画像や、動画、データなどを保存できます。
機能運営するのに必要な機能がどのくらい備わっているかです。メールの送受信、SSLの証明書、データベースの管理ツールなど便利なツールがあれば手間がかかりません。
サポート困った時にどのくらい助けてくれるかです。メールサポート、電話サポート、返信の速さなどはサーバー管理会社ごとに大きく違います。

レンタルサーバーがあるからいろんなサービスが使える

今回のまとめはこちらです。

  • サーバーを経由していろんなサービスをみんなが使えるようになる
  • サーバーを自分で構築するのは難しい
  • レンタルすればサーバーは簡単に使えるようになる
  • サーバーには4つの種類がある
  • ブログをするには共用サーバーで十分

今からWordPressを導入するならシン・レンタルサーバー がオススメです。

レンタルサーバーの中でも有名なエックスサーバーがWordPressのために作ったレンタルサーバーで、とにかく安いのに高速!サーバーも落ちにくいので安定性もバツグンです!

もちろん、エックスサーバーも同様にオススメですよ!

他にも、レンタルサーバーに関しての情報をまとめているので、興味のある方はぜひご覧下さい。

初心者でも安心!

画像付きでわかる
WordPressの作り方ガイドはこちら

立ち上げに必要な手順を優しく解説!

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