
シャシャ・・・(小さな飲食店を始めようと思うんだけど、いきなり有料の予約システムはちょっとハードル高くて・・・)

ほな、まずは無料でできるGoogleフォームでやってみよか!簡単やし、スマホでも見やすくできるで〜
飲食店の予約、Googleカレンダーの予約スケジュールなら無料でできる
「SNSやチラシでお店を知ってもらったけど、予約の受付ってどうしたらいいんだろう…?」
オープンしたばかりの飲食店であるあるのお悩みだと思います。
有料の予約システムは便利だけど、月額費用がかかるし、初期設定もなかなか大変。
「でも、電話以外で予約を受けられるようにしたい」
そこで今回は、無料で使える「Googleカレンダーの予約スケジュール機能」を活用した予約導線をご紹介します。
この「予約スケジュール」機能を使うと、
- お客さんはカレンダー上から空いている時間を選んで予約
- 予約が入ると自動で通知が届く
- 予約済みの時間は他の人には表示されない
というシンプルかつ強力な“予約システム”が、無料で使えるんです。
向いている飲食店の特徴
以下に該当する飲食店の場合、「Googleカレンダーの予約スケジュール機能」はオススメです。
- カウンター席のみなど、席数が少なく管理がシンプル
- 「1日3組限定のコース料理」など、組数と時間が固定されている
- 予約の確認や返信は手動でもOK
- インスタやLINEでの集客が中心
- コストをかけずに予約導線を整えたい
なんといっても、月額料金や初期費用が不要なので開業初期にぴったりなこと。
予約管理を紙やLINE DMでやっていたり、電話で受付をして紙のカレンダーに記入したりとアナログで管理している場合には、管理が簡単でスタッフ同士の共有がしやすくなるメリットがあります。
向いていない/注意が必要なケース
逆に、向いていない飲食店はこちら。
- スタッフが複数名いてシフトで変動する
- 当日キャンセル/遅刻などの自動対応が必要
- 顧客情報の管理・分析をしたい
- リピート前提の予約(例:コース・定期予約)
Googleカレンダーの予約枠は「1枠=1予約」として設計されており、「人数」や「テーブル在庫」という概念がありません。
そのためシフトで変動するような複数管理には不向きです。
また、顧客台帳のような顧客リストの作成や、オプション設定などのカスタマイズ予約にも対応できません。
選ぶときのチェックポイント
- 今の予約数は「1日5件以内」
- お客さんに「空き状況を見せたい」
- お店の運営者がGmailを日常的に使っている
- 電話より「URLを渡して予約してもらう方が楽」
これらに当てはまる場合には、Googleカレンダー予約は非常に相性◎です。
Googleカレンダーの「予約スケジュール」機能を使ってみる

今回は「ランチタイムの予約(12:00〜14:00)を30分単位で受け付ける」というシナリオで作成するで!
予約スケジュールの作成を開始
1.パソコンのブラウザでGoogleカレンダーを開き、左上の「+ 作成」ボタンをクリックし、「予約スケジュール」を選択します。

基本設定(予約ページのタイトルなど)
1.タイトルを追加します。お客様に表示されるタイトルです。
2.予約枠の長さはお客様1組あたりの平均滞在時間(または予約を受け付ける時間間隔)を設定します。
3.繰り返しでは「毎週」または「カスタム」を選択し、営業を行っている曜日にチェックを入れます。
4.時間帯は予約を受け付ける時間帯を入力します。ここでは「12:00〜14:00」と設定します。
5.タイムゾーンは 「日本時間」を選択します。

その他の項目は必要であれば設定します。
- ▶予約受付期間
-
- 利用開始日と終了日が決まっているとき。
- 「30日先まで予約可能」など受付開始日が決まっているとき。
- 「前日20時までに予約」など事前予約を設定したいとき。
- ▶臨時の空き時間
-
- 特定の日だけ営業時間帯や営業日を変更したいとき。
- ▶予約済の予定の設定
-
- 予約枠の間に片付けや準備の時間を入れたいとき。
- 一日の予約組数を制限したいとき。
予約フォームの設定
1.「予約フォーム」のセクションで、お客様に入力してもらう項目を設定します。(デフォルトで「名」「姓」「メールアドレス」が入っています。)
2.「項目を追加」をクリックし、「電話番号」を追加して必須項目にしておくことをお勧めします。

「カスタムの項目」を追加し、「ご来店人数(〇名様まで)」という項目を作り、説明欄に「恐れ入りますが、当店はカウンター席のみのため2名様までのご予約とさせていただいております」といった注記を加えることで、簡易的に人数を制限・確認することができます。
保存して共有
「保存」ボタンを押すと、予約スケジュールが作成されます。

リンクの共有
共有用の画面が表示されるので、「リンク」をコピーします。
このリンクを、お店のホームページやSNS、LINE公式アカウントなどに貼り付けることで、お客様が予約できるようになります。

共有リンクをクリックすると、こんな風に見えるんやで。参考にしてな。

まとめ:Googleカレンダーの予約機能、想像以上に使えます
「とりあえず予約だけでも何とかしたい」
そんなときに、Googleカレンダーの予約機能は手軽さ・視認性・通知性の面で非常におすすめです。
- 有料ツールを検討する前に
- 自分で一度予約導線を作ってみたいときに
- スタートアップ期の運用コストを抑えたいときに
テイクアウトの時間指定や、1名様限定のランチ予約、時間と人数が完全に決まっているコース料理の予約など、用途を限定して活用するのが最も賢い使い方と言えるでしょう。
まずはGoogleカレンダー、活用してみてはいかがでしょうか?
「お店にもこの仕組み、入れてみたいな」という方へ
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