【2025年最新版】iPhoneの引き継ぎ完全ガイド|失敗しないバックアップ&復元手順まとめ

相談者GC

シャア!?(iphoneを買い替えたんだけど、内容って引き継げるの?)

せんせぇ

おう、iPhoneなら“丸ごと引き継ぐ”ことができるんや。教えたる!

iPhoneの買い替え時、
「LINEが消えた…」「写真が同期されない…」なんて経験、ありませんか?

実は、事前準備や手順をちょっと間違えるだけで、大切なデータが失われてしまうことも。

本記事では、iPhoneの機種変更における“正しい引き継ぎ手順”をわかりやすく解説します。

目次

iPhone引き継ぎの基本構造|どうやってデータは移るの?

Apple公式では「クイックスタート」または「バックアップ(iCloud/iTunes(Finder))」を使う方法が用意されています。

方法種類メリット注意点
クイックスタート移行2台を近づけるだけで引き継げるWi-Fi環境が必要/時間がかかることも
iCloudバックアップネットだけで完結。クラウド経由で保存して新端末に復元無料は5GBまで/容量不足に注意
PC(iTunes/Finderバックアップ暗号化バックアップでより安全。パソコン経由で保存→復元する。ケーブル接続&PCが必要
iCloudバックアップ
  • Appleのクラウド上にデータを保存(Wi-Fi環境があればOK)
  • 手軽&自動だけど、無料プランは5GBまで
  • 写真・アプリ・設定などの基本情報を保存可能
iTunes(Windows)/Finder(Mac)バックアップ
  • PCに接続して、iPhoneのまるごとのコピーを作る方法
  • 特に「暗号化バックアップ」なら:
    • Wi-Fi設定
    • ヘルスケアデータ
    • 各アプリのログイン情報
      ⇒ まで丸ごと復元できるのがメリット!

機種変更前にやるべき3つの準備

STEP
Apple IDの確認

サインインID(メール)とパスワードを控えておきましょう。忘れていると引き継ぎできません。

STEP
iCloudの容量チェック

「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ストレージを管理」します。容量が不足していたら、一時的に有料プランに切り替えるのも手です。

STEP
LINEなど「個別引き継ぎ」が必要なアプリをチェック

iCloudやiTunesでは自動で引き継がれないものは、自分で個別に引き継ぎが必要です。

下記は代表的な「個別引き継ぎが必要なアプリ」の一覧です。

アプリ名引き継ぎで必要な準備備考・注意点
LINE電話番号・メール・パスワードの登録/トークのiCloudバックアップ認証失敗でデータ消失リスクあり(特に注意!)
PayPay電話番号とパスワードでログイン新端末でSMS認証が必要
楽天ペイ楽天IDとパスワード支払い元情報は再設定の可能性あり
モバイルSuica/PASMOApple IDでサインイン/旧iphoneのWalletアプリからカードを削除→新iPhoneのWalletアプリで復元新端末で「再追加」手順が必要/チャージ残高保持OK
Google Authenticator(2段階認証アプリ)アカウントごとの引き継ぎ操作が必要アプリ間での移行コード作成が必要。事前移行推奨
銀行アプリ(ゆうちょ/三菱UFJなど)口座番号・暗証番号・再ログインセキュリティ高め。端末変更時に再ログインや再認証(SMS認証など)が求められる
ゲームアプリ(ポケモンGOなど)各ゲームでのID連携(Google, Apple, LINEなど)機種変更=データ初期化になるので注意
せんせぇ

よく使うアプリは事前に調べるんやで!

iPhone引き継ぎの手順

ここからは、実際の引き継ぎの手順について紹介していきます。

【推奨】念のためのバックアップ

万が一に備え、古いiPhoneのバックアップを取っておくとさらに安心です。
「設定」→「[自分の名前]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から手動で作成できます。

方法①:クイックスタートを使った引き継ぎ

  1. 新旧iPhoneを横に並べます。(BluetoothをON)
  2. 新iPhoneの電源を入れ、言語や国を設定し、「こんにちは」画面のまま、旧iPhoneの隣に置きます。
  3. 旧iPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」というポップアップが表示されます。「続ける」をタップします。
  4. 新iPhoneの画面に現れる“青いモヤモヤとしたアニメーション”を、旧iPhoneのカメラで読み取ります。(=ペアリング)
  5. 新iPhoneの画面に「旧iPhoneのパスコードを入力」と表示されるので、これまで使っていた6桁のパスコードを入力します。
  6. 画面の指示に従い、新iPhoneでFace ID(またはTouch ID)を設定します。
  7. データを転送」の画面が表示されるので「iPhoneから転送」を選択します。
  8. Apple IDのパスワードを入力し、利用規約に同意します。位置情報サービスやSiriなどの設定を画面の指示に従って進めます。
  9. データ転送が開始されます。2台のiPhoneに転送の進行状況バーが表示されるので、完了するまで待ちます。この間、2台をなるべく近づけたままにしてください。
  10. 新iPhoneに「転送が完了しました」と表示され、自動的に再起動したら、引き継ぎは完了です!

必要に応じて、Apple IDのパスワードやFace IDの再設定などもあります。

クイックスタートではほぼ全ての設定が引き継がれます。

転送失敗を避けるため、安定したWi-Fi環境下で行いましょう。また、両端末ともバッテリー残量には注意!(50%以上 or 充電しながらがベスト)

方法②:iCloudを使った引き継ぎ(Wi-Fiのみで完結)

  1. 旧iPhoneをWi-Fiに接続し、「設定」→一番上にある「[自分の名前]」をタップ→「iCloud」「iCloudバックアップ」をタップします。
  2. 「このiPhoneをバックアップ」がオンになっていることを確認します。
  3. 前回のバックアップ日時が表示されていますが、最新の状態にするため、青い文字の**「今すぐバックアップを作成」**をタップします。
  4. バックアップが完了するまで、Wi-Fiに接続したまま待ちます。「前回のバックアップ成功」の時間が現在の時刻になれば完了です。
  5. 新iPhoneの電源を入れ、言語、国・地域を設定します。
  6. 「クイックスタート」の画面が表示された場合は、左下の「手動で設定」をタップします。
  7. Wi-Fiネットワークに接続し、Face ID(またはTouch ID)を設定し、パスコードを作成します。
  8. 「Appとデータ」という画面が表示されます。ここで、必ず「iCloudバックアップから復元」を選択してください。「新しいiPhoneとして設定」を選ぶと、データは引き継がれません。
  9. あなたのApple IDとパスワードでサインインします。バックアップのリストが表示されるので、先ほど作成した最新の日時のバックアップデータを選択します。
  10. 復元が開始されます。「復元が完了しました」と表示され、新iPhoneが再起動します。

iCloud容量は無料だと5GBしかないので、写真・動画を多く保存している方は要注意
iCloudのバックアップ対象にならないアプリもあります。(例:Suica、銀行アプリ

方法③:PCを使ったバックアップと復元(Finder/iTunes)

Mac → Finder Windows/古いMac → iTunes

  1. 旧iPhoneをUSBケーブルでPCに接続し、iPhoneのロックを解除。「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」をタップし、パスコードを入力します。
  2. パソコンで Finder または iTunes を起動します。iPhoneの概要画面が表示されたら「バックアップ」の項目を確認してください。
  3. 「ローカルバックアップを暗号化」にチェック!
  4. 今すぐバックアップ」をクリックします。バックアップが開始されるので、完了するまで待ちます。 完了されたら旧iPhoneはUSBケーブルから外します。
  5. 新iPhoneの電源を入れ、言語、国・地域を設定します。
  6. 「クイックスタート」の画面が表示された場合は、左下の「手動で設定」をタップします。
  7. Appとデータ」という画面が表示されたら、「MacまたはPCから復元」を選択します。
  8. 新iPhoneを、先ほどバックアップを取った同じパソコンにUSBケーブルで接続します。
  9. パソコンの Finder または iTunes で、新iPhoneを選択し、「このバックアップから復元」を選びます。
  10. バックアップのリストが表示されたら、先ほど作成した最新の日時のバックアップデータを選択します。
  11. バックアップを暗号化した場合は、ここで設定したパスワードの入力を求められます。
  12. 復元が開始されます。完了すると新しいiPhoneが自動的に再起動し、データが引き継がれた状態になります。

暗号化バックアップ」にすると、大事な情報も含めて安全に保存することができます。これを設定することで、Wi-Fiのパスワード、Webサイトのログイン情報、ヘルスケアデータといった機密情報も丸ごとバックアップされます。

ただし、このとき設定したパスワードは絶対に忘れないようにメモしておきましょう!(忘れると復元できません)

せんせぇ

手順は多いけど、Wi-Fiが不安定な環境でも最も確実で、データ量が多い場合には最も高速、そして最も多くのデータを丸ごと移行できるんや!

まとめ:焦らずステップ通りやればデータ移行は怖くない!

引き継ぎで大事なのは「準備」と「正しい手順」です。

覚えておこう!
  • ケーブルが面倒/PCがない人はiCloud復元 or クイックスタート
  • 写真・LINE・アプリ設定まで丸ごと残したい人はPCバックアップ

旧iPhoneのデータは、新iPhoneですべての動作確認が終わるまで、消去しないようにしましょう。
1週間ほど様子を見て、問題ないことを確認してから初期化するのが安心です。

せんせぇ

万が一に備えて、普段からバックアップはこまめに行うんやで!

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この記事を書いた人

GreenCoatle メディア運営担当
Pasolack代表。ブログ歴20年。基本情報術者(国家資格)を持つ。SEO専門メディア『かちろぐ』、IT専門メディア『SoratobuMedia』の運営担当。
ブログのアクセス数が最大30万PV、一ヶ月のブログ収益が60万を超えた経験を認められ、国・茨城県のIT専門家として述べ100社以上のSEOを中心とするIT・経営相談に乗り、ブログを資産にしたいフリーランスや、ホームページから集客したい小規模事業主を中心にコンサルティングをおこなっている。
そのほか、社会教育士の称号を取得し、社会貢献活動としてNPO法人 教員支援ネットワークT-KNITの代表理事を務め、コミュニティ・スクールの推進活動を行っている。
プライベートでは5児の父。カラオケとゲームが大好き。特にゲームは大好きすぎてのめり込んでしまうので封印している。

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