リライト前:表示回数2回 → リライト後:22回(+1,000%) 作業時間:約3時間 / 文字数:3,200字→6,500字
「新しい記事を書いた方がいいのか、既存記事を直した方がいいのか」
ブログ運営をしていると、必ずこの問いにぶつかります。
「文字数が多いほうが検索順位が上がりやすい」「量より質、エビデンスや権威性が重視される」
いろんなことが言われていますが、SEOはGoogleに依存しているため、トレンドにより左右されます。
2026年2月、自社サイトの1つ「居住支援メディアサイト」全記事を一度リライトしてみました。
結果、10記事中8記事でPVが増加。
最大の伸びは+1,000%。
そして2記事はダウンしました。
この記事では、何をどう変えたか、なぜダウンしたのかを分析していきます。
リライト前後の全データを公開します
成功パターンのみ書くつもりはないので、最初に全データを出します!
今回リライトしたのは全部で10記事。

成功率は10記事中8記事、80%です。
特に伸びた記事は、+1,000%の増加がありました。

2記事はリライト後にPVが下がってしまったので、これは失敗パターンとして後ほどお話します。
具体的に何を変えたのか
今回のリライトで行ったことは、全部で5つ。
リライト前の記事は、だいたい3,000〜4,000字でした。
必要なことは書いてあるつもりでしたが、「読んだ人が次に何をすればいいか」という部分が薄かったと思います。
リライト後は5,000〜7,000字を目標にしました。
ただ水増しするのではなく、読者が実際に行動できる情報を追加しました。
- 申請の流れ(ステップ別)
- 支給される金額の計算方法
- よくある却下理由と対策
- 申請時に必要な書類一覧
- 自治体ごとの窓口の探し方
リライトしている途中で気づいたのですが、元の記事は「制度の説明」で終わっていましたね。
読者が本当に知りたいのは「自分がもらえるかどうか」と「どうやって申請するか」です。
その視点で書き直すと、自然と文字数が増えました。
元の記事にFAQはありませんでした。
そこで、リライトではGoogleの「他の人はこちらも検索」と「よくある質問」を参考に、10個以上のFAQを追加しました。
- Q. 住居確保給付金は何回もらえますか?
- Q. アルバイトでも申請できますか?
- Q. 審査にどのくらいかかりますか?
- Q. 断られた場合はどうすればいいですか?
- Q. 住居確保給付金と生活保護は同時に受けられますか?
FAQを追加した記事は、滞在時間が平均で長くなる傾向がありました。
住居確保給付金の記事では滞在時間が+145%増加しています。
元の記事は内部リンクがほぼありませんでした。
リライトでは、関連する記事への内部リンクを最低5本設置するルールを作りました。
- 生活困窮者自立支援制度の記事
- 一時生活支援事業の記事
- 生活保護の申請方法の記事
- 住居サポート住宅の記事
- 各種給付金まとめの記事
内部リンクを増やした理由は、サイト全体に評価を分散させるためだけでなく、「この記事を読んだ人が次に何を読むか」を設計するためです。
〇〇を調べている人は、それだけでなく関連するキーワードも知りたいはずです。
記事内広告(Multiplex)からディスプレイ広告に変更しました。
これはリライト後に行ったため、まだ効果の分析が浅いです。
ただ、PV単価が¥0.064から改善する傾向が出ています。
Multiplexは自動で最適化してくれる便利な広告ですが、記事の読みやすさを損なうことがあります。
ディスプレイ広告は配置を自分でコントロールできるため、読者体験を維持しながら収益化できます。
元のタイトル:「住居確保給付金とは?制度の概要を解説」
リライト後:「住居確保給付金とは?申請条件・金額・手続きを全解説【2026年最新版】」
変えたポイントは2つです。
ひとつは、「申請条件・金額・手続き」という読者が知りたいことを明示したこと。
もうひとつは、年号を入れて情報の新鮮さをアピールしたことです。
見出しも同様に変えました。
「概要」「解説」という曖昧な言葉を減らし、「申請できる人の条件」「もらえる金額の計算方法」のように、読者が得られる情報を具体的に示す言葉に変えました。
失敗した2記事の話
次に、PVが失速してしまった記事についても書きます。
この記事は、2つの制度を1記事で比較する構成にしました。
「違いを知りたい人向け」という意図でしたが、リライト後に表示回数が減りました。
失敗の原因として考えているのは、検索意図が分散しすぎたことです。
「生活保護」を調べている人と「生活困窮者自立支援制度」を調べている人は、別の情報を求めています。
2つを1記事にまとめることで、どちらのキーワードでも中途半端なコンテンツになってしまいました。
対処方針:記事を分割して、それぞれのキーワードに特化した記事に作り直す予定です。
法改正の情報をまとめた記事でしたが、リライト後に大幅に減少しました。
ただ、この記事は滞在時間が+244%と大幅に増えています。
これは「表示回数は減ったが、読んだ人には深く刺さっている」という状態です。
失敗の原因として考えているのは、2024年の情報が古くなってきたこと、そして「2024年改正」というキーワード自体の検索需要が落ちている可能性があります。
対処方針:制度の更新があれば「2026年最新版」などとして新規記事を作成する。
リライトで気づいた3つのこと
実際にリライトしてみて、気づいたことが3つあります。
元の記事は「この制度はこういうものです」という説明中心でした。
リライト後は「あなたがこの制度を利用するには、具体的にこうします」という構成にしました。
Googleは読者の問題を解決するコンテンツを高く評価します。
当たり前のことですが、実際に書き直してみると、自分の記事がいかに「説明で終わっていたか」がよくわかります。
ゼロから記事を書くより、リライトの方が短時間で成果が出ました。
理由は3つあります。
まず、すでにインデックスされている記事はGoogleに認識されているため、改善すれば比較的早く効果が出ます。
次に、元の構成があるため、何を追加・修正すればいいかが明確です。
最後に、既存の記事はどのキーワードで流入しているかデータがあるため、改善の方向性が決めやすいです。
この記事を書いていて気づいたことですが、特にノウハウ系は「全部うまくいった」という記事より「こうやって失敗した」という記事の方が読者に刺さります。
リライトで必ずしも全記事が改善するわけではありません。
今回のリライトでは80%。
残りの20%は別のアプローチが必要でした。
その「うまくいかなかった事実」を隠さずに書くことが、長期的な信頼につながると思っています。
まとめ:リライトでやること5つ
今回のリライトでやったことを整理します。
- 文字数を5,000〜7,000字に増やす(ただし水増しではなく、読者が行動できる情報を追加する)
- FAQを10個以上追加する(Googleの「他の人はこちらも検索」を参考に)
- 内部リンクを5本以上設置する(関連記事への導線を作る)
- 広告配置を見直す(Multiplexからディスプレイ広告へ)
- タイトル・見出しを読者の疑問形に変える(「概要・解説」→「条件・方法・手順」)
これらをすべてやった記事は、一番効果があったもので表示回数が2から22に増え、滞在時間も+145%改善しました。
この記事はlivemedia(2026年2月実績)のデータをもとに作成しています。データはGoogleサーチコンソールおよびGoogle Analyticsから取得しています。
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PDF の収録内容
✓ リライト優先順位の決め方(判断フロー付き)
✓ 文字数・FAQ・内部リンクのチェックリスト
✓ 失敗しやすいパターンと回避策
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