この記事はこんな人にオススメ
  • 基本のユーザー権限では物足りないと感じた方
  • ユーザー権限のカスタマイズってどうやるの?って思った方
  • 複数人でウェブサイト・ブログの運営を始める方
ぱそらっく
ぱそらっく

基本のユーザー権限について教わったんやけど…、不便なことあるんか?

ソルティー
ソルティー

そうですねぇ…。

例えばWebサイトで会員制サイトを作る時なんかは、登録ユーザーを購読者にするんですが、その状態だと投稿できないので、運用方法によってはそのままだと不便に感じるでしょうね。

ぱそらっく
ぱそらっく

おー、なるほど。
そういう時ってなんとかする方法あるんか?

ソルティー
ソルティー

新しいユーザー権限を作るとか、自分好みに権限をカスタマイズしちゃうのが良いですね。

User Role Editorというプラグインで実現できますよ。

ぱそらっく
ぱそらっく

なんや、その面白いプラグイン!ぜひ使い方を教えてほしいねん!

WordPressでは、標準でいくつかの権限グループによって、操作やアクセスできる範囲に制限をかけられます。

しかし、WordPressの標準のユーザー権限グループでは、特定のニーズに対応することが難しい場合があります。そういった時に役立つのがUser Role Editorプラグイン!

User Role Editorプラグインを使用すると、既存の権限グループを自由にカスタマイズしたり、新しい権限グループを作成するなど、自由に権限を設定できるようになります。

そこで今回は、User Role Editorプラグインの使い方について詳しく解説します。

WordPressのユーザー権限グループをカスタマイズする理由

WordPressの権限グループとは、ユーザーに与えられる役割や権限のセットです。デフォルトでは、WordPressには管理者、編集者、投稿者、寄稿者、購読者といった権限グループが用意されています。

権限名できること
特権管理者
(Super Admin)
マルチサイトの管理者。複数のWordPressで全ての操作が可能。
管理者
(Admin)
WordPressの全操作が可能。ただし、シングルサイトのみ。
編集者
(Editor)
全ての記事の編集・削除・公開が可能。ただし、WordPressの運営に関する操作はできない。
投稿者
(Author)
自分が作成した記事のみ、編集・削除・公開が可能。
寄稿者
(Contributor)
記事を作成し、編集することが可能だが、公開はできない。また、他人の作成したコンテンツは見れない。
購読者
(Subscriber)
ログインユーザーのみコメントできるなどの機能が付けられる。基本は閲覧のみで、ほとんどアクセスできないため、ログインしているユーザーに特典を付ける際に利用される。
簡単にまとめた表。この役割をアカウントごとに設定する

しかし、このようなWordPressのデフォルトの権限グループではカバーしきれない場合があります。

たとえばこんな場合に悩みます
  • 管理者と同じような権限を持つが、一部の操作や機能に制限を加えたいという場合
  • 会員制サイトで購読者だけど投稿できるようにしたい
  • 特定のユーザーには他のユーザーよりも権限を追加したい

このような場合、デフォルトの権限ではなく、カスタマイズ可能なオリジナルの権限グループを作成することで、ニーズを解消できるようになります。

User Role Editorとは

User Role Editorは、ユーザーの役割と権限を簡単にカスタマイズできるプラグインです。

User Role Editorでできること
  • デフォルトの役割に新しい制限を追加したり、削除したりとカスタマイズできる
  • 権限グループを増やしたり、減らしたりできる
  • オリジナルのユーザー権限を作成できる
  • デフォルトの役割では未使用になっている制限を設定できる

インストールはプラグインの検索画面からできるので、『User Role Editor』と検索し、インストール・有効化しておきましょう。

もし、やり方が分からない方はプラグインのインストール方法をご覧ください。

ぱそらっく
ぱそらっく

普通ではできないことが可能になるんやな!

ソルティー
ソルティー

使われていない機能を設定次第で使えるようになるのも裏技みたいで面白いですね。

User Role Editorで権限グループをカスタマイズする方法

それでは、User Role Editorプラグインを使用し、WordPressの権限グループをカスタマイズする方法を紹介します。

新しいユーザー権限グループを作成する

  1. User Role Editorを選択

    WordPressのダッシュボードにログインし、『ユーザー』→『User Role Editor』と選択しましょう。

  2. 権限グループの追加

    設定画面左側にある[権限グループを追加]のボタンをクリックしましょう。

  3. 新規権限グループを追加を入力し、追加

    新規権限グループを追加のダイアログボックスが出てくるので、IDや、表示名を入力をし、[権限グループを追加]のボタンを押しましょう。

これで新しいユーザー権限が追加されたので、次は制限内容をカスタマイズしていきましょう。

ユーザー権限グループの制限をカスタマイズする

  1. User Role Editorを選択

    WordPressのダッシュボードにログインし、『ユーザー』→『User Role Editor』と選択しましょう。

  2. 権限グループを選択し、追加・削除する制限を選択して更新

    権限グループを選択し、制限項目を追加したり、削除しましょう。

    すべてが設定し終わったら[更新]のボタンを押します。

ユーザー権限設定で使える項目と内容は下記の表を参考にしてください。

カテゴリー権限名意味特権管理者管理者編集者投稿者寄稿者購読者
サイトcreate_sitesネットワーク上でサイトの作成
サイトdelete_sitesネットワーク上でサイトの削除
ネットワークmanage_networkマルチサイトネットワーク管理へのアクセス
サイトmanage_sitesサイトの管理ページへのアクセス
ユーザーmanage_network_usersマルチサイトユーザー管理へのアクセス
プラグインmanage_network_pluginsマルチサイトプラグイン管理へのアクセス
テーマmanage_network_themesマルチサイトテーマ管理へのアクセス
設定manage_network_optionsマルチサイト設定へのアクセス
プラグインupload_pluginsマルチサイトプラグインのアップロード
テーマupload_themesマルチサイトテーマのアップロード
ネットワークupgrade_networkネットワーク内アップグレードの許可
ネットワークsetup_networkネットワーク内の設定許可
その他unfiltered_uploadシングルサイトではすべての権限グループに与えられ、マルチサイトでは特権管理者のみに与えられるが、詳細は不明。
(デフォルトでは使用していない)
プラグインactivate_pluginsプラグインの有効化
ユーザーcreate_usersユーザーの新規追加
プラグインdelete_pluginsプラグインの削除
テーマdelete_themesテーマの削除
ユーザーdelete_usersユーザーの削除
メディアedit_filesメディアファイルの編集
プラグインedit_pluginsプラグインの設定変更
テーマedit_theme_optionsテーマの独自設定へのアクセス
テーマedit_themesテーマの設定変更
(外観や、テーマエディター)
ユーザーedit_usersユーザープロフィールの変更
設定exportエクスポート
設定importインポート
プラグインinstall_pluginsプラグインのインストール
テーマinstall_themesテーマのインストール
ユーザーlist_usersユーザー一覧の参照
設定manage_options設定の管理
(一般、投稿、表示、ディスカッション、パーマリンク)
設定install_languages言語の設定
(デフォルトでは使用していいない)
プラグインresume_pluginsエラーが起こった時のプラグインの自動回復だと思うが詳細は不明
(デフォルトでは使用していない)
テーマresume_themeエラーが起こった時のテーマの自動回復だと思うが詳細は不明
(デフォルトでは使用していない)
User Role Editor用ure_create_capabilities新しいユーザー権限IDの追加
User Role Editor用ure_create_roles新しいユーザー権限グループの追加
User Role Editor用ure_delete_capabilitiesユーザー権限IDの削除
User Role Editor用ure_delete_rolesユーザー権限グループの削除
User Role Editor用ure_edit_rolesUser Role Editorの役割設定画面へのアクセス許可
User Role Editor用ure_manage_optionsUser Role Editorの設定画面へのアクセス許可
User Role Editor用ure_reset_rolesUser Role Editorの初期化の許可
WordPressview_site_health_checksWordPressのヘルスチェックへのアクセス
(デフォルトでは使用していない)
ユーザーpromote_usersユーザー権限グループの変更
ユーザーremove_usersユーザーの削除
(マルチサイト用ユーザーの削除)
テーマswitch_themesテーマの切り替え
WordPressupdate_coreWordPressの更新
プラグインupdate_pluginsプラグインの更新
テーマupdate_themesテーマの更新
WordPressedit_dashboard管理画面の構成編集
(現在はデフォルトでは使用不可)
WordPresscustomizeカスタマイザーへのアクセス
サイトdelete_siteサイトの削除
コメントmoderate_commentsコメントの承認
※edit_postsも必要
カテゴリーmanage_categoriesカテゴリーの管理
WordPressmanage_linksパーマリンクへのアクセス許可
投稿edit_others_posts他の人が書いた投稿の編集
固定ページedit_pages固定ページの編集
固定ページedit_others_pages他の人が書いた固定ページの編集
固定ページedit_published_pages公開済みの固定ページの編集
固定ページpublish_pages固定ページの公開
固定ページdelete_pages固定ページの削除
固定ページdelete_others_pages他の人が書いた固定ページの削除
固定ページdelete_published_pages公開済みの固定ページの削除
投稿delete_others_posts他の人が書いた投稿の削除
投稿delete_private_posts非公開投稿の削除
投稿edit_private_posts非公開投稿の編集
投稿read_private_posts非公開投稿の参照
固定ページdelete_private_pages非公開固定ページの削除
固定ページedit_private_pages非公開固定ページの編集
固定ページread_private_pages非公開固定ページの参照
再利用ブロック他の人が作成した再利用ブロックの編集
再利用ブロック他の人が作成した再利用ブロックの削除
その他unfiltered_html固定ページ、投稿、コメント内のJavaScriptコードの許可
投稿edit_published_posts自分で書いた公開済みの投稿の編集
メディアupload_filesメディアへのアクセスと新規追加
投稿publish_posts自分で書いた投稿の公開
投稿delete_published_posts自分で書いた公開済みの投稿の削除
再利用ブロック再利用ブロックの作成
再利用ブロック再利用ブロックの編集
(自分で作成したもののみ)
再利用ブロック再利用ブロックの削除
(自分で作成したもののみ)
投稿edit_posts自分で書いた投稿の編集
投稿delete_posts自分で書いた投稿の削除
再利用ブロック再利用ブロックの読み込み
その他readダッシュボードとプロフィールへのアクセス

User Role Editor自体の設定について

User Role Editorは設定メニューにも存在しています。

こちらではUser Role Editorの基本設定を行えます。

一般

項目意味
User Role Editor で管理者権限を表示するエディタで管理者権限も変更を許可するか
各権限を概説で表示する英語の権限名を日本語にするか。なのだが、ここでチェックを入れても何も起こらなかったので、基本は権限設定画面の『各権限を概説で表示する』にチェックを入れよう。
例)『create_user』→『ユーザーを作成』に変更
非推奨の権限を表示非推奨の権限を表示するか。なのだが、ここでチェックを入れても何も起こらなかったので、基本は権限設定画面の『非推奨の権限を表示』にチェックを入れよう。
アクセス権の更新を確認権限を更新する前に確認画面を表示するか
ユーザー権限を編集ユーザー権限の編集をできるようにするか
Show capabilities in権限リストの表示を1〜3カラムで表示

追加モジュール

項目意味
権限をもたないユーザーをカウントユーザー一覧で役割ごとにカウントが表示されます。

デフォルト権限グループ

項目意味
メインのデフォルト権限新規ユーザー作成時に予め設定しておく権限の設定
新規登録ユーザーのその他のデフォルト権限グループ:チェックを入れると、メイン以外の権限を同時に付与できる

ツール

ユーザー権限をすべて初期状態にリセットできます。

警告のメッセージを翻訳するとこのように書いてあります。

警告 リセットはWordPressコアからデフォルトのユーザーロールと機能を設定します。
プラグイン(WooCommerce, S2Memberなど)がインストール中にユーザーロールと機能を変更した場合、その変更は失われます!
望ましくない変更を元に戻す方法と、間違ってプラグインの機能を失った場合の復元方法の詳細については、http://role-editor.com/how-to-restore-deleted-wordpress-user-roles/ をご覧ください。

そのままではボタンを押せないので、

Permanently delete all custom user roles and capabilities

と入力し、[リセット]ボタンを押すとリセットされます。

注意

ユーザー権限はデータベースにも関わってくるデータなので、バックアップをとってから実行したほうが良いでしょう。

紹介

投稿者のサイトや、プラグインの詳細、よくある質問など、プラグインに関わるリンク集です。

使いやすいようにユーザー権限をカスタマイズしよう

今回のまとめ!
今回のポイント
  • 基本のユーザー権限グループでは物足りなくなったら使うプラグイン
  • User Role Editorを使うとユーザー権限を自由にカスタマイズできる
  • User Role Editorでは、使っていない制限機能も操作できる
ぱそらっく
ぱそらっく

最初は使われない機能とかをONにできるってのは面白いな!

ソルティー
ソルティー

このプラグインを使わないと分からないところだと思うので、ちょこっと裏が見れて楽しいですよね。まぁ、使うかっていうと使う必要はほぼないんですが(笑)。

ぱそらっく
ぱそらっく

まぁ、なんかに使えるかもしれへんし。ユーザーが増えてきたら使うことにするわ!

今回はUser Role Editorについて紹介しました。

ユーザー権限で物足りない!オリジナルの権限設定を入れてみたい!という場合は、ぜひUser Role Editorを利用してユーザーの役割と権限をカスタマイズし、効果的なサイト運営を行ってみてくださいね。

他にもユーザープロフィール、ユーザー権限に関してをまとめているので、ぜひご覧ください。