ブロガーが気になるのは
「どうやったら検索上位に行くのか?」ということだと思います。
実はそのために必要なのが
検索エンジンの仕組みです。
なぜ検索エンジンの仕組みが重要なのかというと、
人間が閲覧する前に必ず検索エンジンが作成したコンテンツを見て、評価を下すから。
評価を経て、検索エンジンのランキングに掲載されるようになってから人が見るコンテンツとなるので、ロボットが良いと判断しなければ人に魅せることが難しくなるんですね。
今回はその検索エンジンがどのように評価しているか詳しく解説していきます。
検索エンジンの基本的な仕組み
検索エンジンは大まかに言うと3つの動作に分かれています。
- インターネットの情報を集める
- 集めた情報を最適化して索引付けする
- 最も関連性が高い情報を表示する
この3つをクローラー、インデクサー、サーチャーという3つのプログラムに分けて行っているのです。
この辺りの解説はクローラビリティの改善について記事をまとめてあるので、そちらをお読みください。
▶クローラビリティとは?クローラーの動きを改善してSEO対策する方法
検索エンジンの細かな動作と検索上位にするための方法
さて、さきほどは検索エンジン全体の仕組みについて、ざっくりと説明しました。
ここからは、検索エンジンの細かな動作について解説しながら、どうやったらその動きに対応し、検索上位にすることが可能なのか?を同時に掲載しますので参考にしてみてください。
クローリング
クローリングは、『クローラー』の巡回作業の事です。
クローラーの情報収集の仕方は、リンクを辿っていく事です。
ページの外部リンクや内部リンクを隅々までたどる事で、網目のようなインターネットの把握に努めています。
つまり、リンクを貼っていなければ、クローラーは1ページしか巡回できず、帰ってしまう可能性が高くなります。
自分のブログ内で、関連性の高い記事があれば、どんどんリンクをつなげていきましょう。
ただ、1ページ内にリンクの数が多くなりすぎないように注意しましょう。
メニューや、サイドバー、フッター、関連記事へのリンクも1つ1つカウントされています。
目安は内部リンク(自分のブログ内のリンク)では200個、外部リンク(他のブログへのリンク)では10個程度です。
あくまでも関連性が高い記事にリンクするってことが大前提になります。
クローリングで検索上位にする有効な施策
- 内部リンクを貼る
- 外部リンクを貼る
- サイトマップをつくる
- Fetch as Googleでクローラーを呼ぶ
- グローバルメニューを用意する
- カテゴリ・タグを必要な分だけにし、最適化する
パーシング
パーシングはページの解析のこと。
クローラーはたどり着いたページの情報を解析して、読み始めます。
読むのは文字情報だけでなく、画像・動画、PDFなどの文書ファイルに至るまで読めるデータは何でも読みます。
そして、ここで重要となるのがタグという概念。
ウェブサイト・ブログはHTMLや、CSS、PHPというプログラムによって作られています。
このタグによって、「ここに何が書いてある」とクローラーが理解できるようになっています。
一番大事なのは<H1>と<H2>などの見出しタグ。
この見出しに書かれている内容が「最も伝えたい大事なワードが入っている」として、キーワードとして認識されます。
ブログ初心者の方でも見出しは必ず意識して作るようにしてみてください。
パーシングで検索上位にする有効な施策
- タイトルにキーワードを含める
- 見出しを正しく構成する
- 重要な情報は太字にし、使いすぎないようにする
- イメージしやすいように画像や、動画を使う
- 箇条書きにして、理解しやすいようにする
- 外部サイトからの情報は引用タグを使う
- HTML、CSSは圧縮して素早く読めるようにする
インデキシング
インデキシングはクローラーが持ち帰った情報を渡し、データベースに登録することです。
持ち帰った情報であれば、どんなデータもインデックスに登録されます。
また、持ち帰った後、どのキーワードと紐付けできるか最適化・索引付けが自動的に行われます。
ただ、注意しておきたいのが質の低いページを持ち帰ってしまい、それがブログ全体の評価を下げてしまうこと。
そこで使うのがNo indexという記述です。
No indexを設定しておくと、情報は解析されますがインデックスには登録せず、評価の対象にしないようにできるのです。
1ヶ月間、まったく読まれていないページや、文字数が非常に少なくなりがちな固定ページなどには、No indexの設定を忘れないようにしましょう。
インデキシングで検索上位にする有効な施策
- サイトマップを登録する
- 文章量が少ないページや、読まれていないページはNo indexを設定する
- Google Search Consoleで誤って登録されたページは削除する
検索クエリ実行
インデックスに登録された情報は索引付けされています。
僕たち、検索を使う人はGoogleなどの検索窓から検索したいワードを打ち込みますよね。
その検索窓に打ち込まれた情報を言葉とフレーズごとに分解すると、検索クエリになります。
検索クエリって、つまりどうなるの?
例えばこのようになります。
『検索エンジンの使い方』⇒『検索エンジン』『使い方』
『USBで最も安い』⇒『USB』『安い』
もう検索に慣れている人が多いので、このような長いワードを打ち込む人は減りましたが、どんなワードを入力しても正しく理解して、適切なページが表示されるように工夫されています。
この検索クエリが元になって、どのコンテンツを上位にするかの判断基準にします。
つまり、どの検索クエリが需要があって、最も狙いやすいか?は大きく変わるので、
キーワードの傾向をよく調べることが最も大事な施策となります。
ちなみにSEO的によく使われている『検索キーワード』という言葉は、検索クエリのことを指します。
ただ、本来キーワードという言葉は、広告主側が設定するワードのことなので少し注意してください。
検索クエリで検索上位にする有効な施策
- キーワードプランナーなどで検索クエリの需要や、競合率を調べる
- 店舗のウェブサイトはGoogleマイビジネスを使って登録を済ませておく
スコアリング
検索クエリが決まると、データベースに蓄えられた情報から最適な情報をリスト化し、順位付けします。
これがスコアリングです。
ただし、スコアリングはある法則に基づいて順位を決めます。
それがアルゴリズムと呼ばれるものです。
このアルゴリズムを理解することが検索上位・SEOには欠かせない重要な要素となります。
アルゴリズム
アルゴリズムは、検索上位にするための評価基準のこと。
このルール、なんと200以上あるらしい上に、毎日少しずつ更新されていると言われ、情報精度の向上を常に図っています。
一つ一つクリアするのは難しいものの、特に優先順位に影響を与える可能性があるルールをクリアしてコンテンツを作成すれば、100位以内はある程度カンタンにできるようになります。
スコアリングで検索上位にする有効な施策
- 文字数は最低3,000文字以上は書く
- 検索クエリでユーザーに「欲しい」と思われている内容を理解してコンテンツを作成する
- 見出しをつける
- 画像・動画をつける
- 内部リンク・外部リンクを付ける
- レスポンシブ(スマホ対応)表示にする
- ページの表示速度を高速化する
- HTTPSにして安全に通信できるようにする
- ブログ内の情報を統一する
- 関連したコンテンツを多く存在させる
- ドメインを取得して長く使い続ける
- ソーシャルでシェアをたくさんもらう
まとめ:検索エンジンの仕組みを知れば、検索上位は難しくない
ぶっちゃけ、どこを見ても『コンテンツの質を重視しましょう』しか書いてありません。
でも、「コンテンツの質って何?」って初心者は戸惑うんですよね。
ここに書いた検索エンジンの仕組みを理解すれば、検索上位はそれほど難しくありません。
100位以内にも入りやすくなるでしょう。
ぜひ、お伝えした施策を試してみてください。
他にも検索エンジン、クローラーについてや、SEO対策の情報をまとめているので、ぜひご覧ください。