ブロガーが意識しなければならないもの…。
それが検索!
でも、意外とその検索エンジンの種類や、どんな仕組みでランキングになっているかは知らないもの。
検索エンジンの種類や、仕組みを理解することは
検索上位になる方法を理解するのと同じこと!
今回は検索エンジンの種類をしっかり学んでみましょう。
検索エンジンの種類
そもそも検索エンジンとは
検索エンジン(けんさくエンジン、英語: search engine)は、狭義にはインターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)を検索する機能およびそのプログラム。インターネットの普及初期には、検索としての機能のみを提供していたウェブサイトそのものを検索エンジンと呼んだが、現在では様々なサービスが加わったポータルサイト化が進んだため、検索をサービスの一つとして提供するウェブサイトを単に検索サイトと呼ぶことはなくなっている。広義には、インターネットに限定せず情報を検索するシステム全般を含む。
出典:Wikipedia:検索エンジン
まぁ、一般的には
Googleさんのことですね。
現在では検索をして、文章だけでなく、画像・動画・地図…いろんな情報が探せるようになっています。
みんながよく検索している関連性の高いキーワードなんかも同時に出るようになっていますね。
ただ、この形に至るまでには、様々な検索エンジンが生まれ、淘汰されてきた間に、検索エンジンには大きく4つのシステムがパターン化されました。
①ディレクトリ型
ディレクトリ型は、最も古い検索エンジンのシステムです。
- サイト運営者が検索サービスを提供している運営会社に登録をし、審査を経て表示
- 運営会社が独自で情報を集めてきて表示
インターネット上のサイトを人が閲覧し、一つ一つ良いサイトか?悪いサイトか?調べていくシステムなので確実です。
初期のYahoo!も、このディレクトリ型を利用していました。
90年代当時のインターネットはまだまだ発展途上で、人力でサイトの情報を把握する事が出来る段階でした。
そのため、その頃の検索エンジンでは、ディレクトリ型が一般的。
でも、今ではディレクトリ型を採用している検索エンジンはありません。
②ロボット型
ロボット型は、AIによってほぼ自動的にインターネット上のページやコンテンツを巡回していくシステムです。
インターネットに情報やサイトが溢れていくにつれて、人海戦術でサイトを調べていくディレクトリ型では、限界を迎えてしまいました。
そこで、自動でインターネットの情報を巡回していくシステムに移行していったのです。
③ハイブリッド型
ハイブリッド型は、全自動のロボット型を基本に、人の評価を入れるディレクトリ型を採用する事で、お互いの良い部分を組み合わせたシステムです。
ロボット型のみだと不完全な検索に繋がってしまいます。
そこで、作業のほとんどを全自動にしつつ、重要な部分を人の手によって細かくチェックしていく事で、検索の精度を高めています。
『Google』や、『Bing』では、このロボット型を中心にしていますが、人力でも順位付けを行っていると言われています。
④メタ型
メタ型は、自身の検索エンジンを利用するのではなく、他の検索エンジンのデータベースを転用し、自作のインデックスやアルゴリズムを活用するシステムです。
現在の『Yahoo!JAPAN』では、『Google』のデータベースを転用しつつ、自作のインデックスとチェックを行っています。
つまり、Yahoo!JAPANはメタ・ハイブリッド型の検索エンジンを利用している事になります。
検索エンジンの具体的な用途って?
ここまで説明してきた検索エンジンで大きな影響力を持っているのが、
自動的にページ情報を集めてきてくれるロボットたち。
このロボットのことをクローラーと言います。
現在クローラーは、『検索エンジン用クローラー』が最も一般的ですが、実は用途に応じて4つの種類に分類されます。
- 検索エンジン用クローラー
- キーワードマーケティング用クローラー
- サイトの定点観測用クローラー
- 自己サイトのSEO点検用クローラー
それぞれについて、解説していきます。
①検索エンジン用クローラー
検索エンジン用クローラーは、各検索エンジンで別々のクローラーが使われています。
有名どころで言うと、Google の『Google bot』、Yahoo! の『Yahoo Slurp』、Baidu の『Baidu spider』、Microsoft の『bingbot』が挙げられます。
ただ、検索エンジン用クローラーのシェアは、日本規模・世界規模どちらから見ても、『Google bot』が圧倒的です。
そのため、『SEO対策』という意味では、『Google bot』向けに対策するのが一番効果的です。
実際にGoogle botに対しての対策はクローラビリティとも言われます。
クローラビリティの改善はこちらの記事をお読みください。
▶クローラビリティとは?クローラーの動きを改善してSEO対策する方法
②キーワードマーケティング用クローラー
検索エンジン会社以外にも、企業では『リサーチ・マーケティング』としてクローラーを用いる場合があります。
商品名やキーワードをクローラーに設定し、その言葉を含む文章・サイトを収集する事で、経営や商品開発に役立てられています。
Google AnalyticsにAmazonや、価格.comなどのデータが残っていたりする場合はリサーチのためにブログを訪れています。
WEB通販の価格調査を自動化に活躍するのがクローラです。WEBクローラ(WEB Crawler)とは、ロボット型検索エンジンがWEB上のファイルを巡回することで、情報を収集するプログラムです。グーグルの検索エンジンの仕組みもクローラが大きな役割を果たしていますから、SEO対策などに詳しいEC事業者やWEB担当者であれば、耳にしたことがあるかもしれませんね。
WEBクローラは、決められた頻度で決められたページを巡回し、設定されたキーワードに関連する情報を収集します。コンピューターですから、夜中でももちろん稼動しますので、深夜帯の突然のセールなどにも対応できます。
出典:Amazon・楽天・Yahooショッピングの価格調査
より消費者に密接した情報を取り入れるために、自動ログイン機能を搭載したクローラーが開発・実用されているようです。
③サイトの定点観測用クローラー
『企業による情報収集』というイメージが強いクローラーですが、個人的にクローラーを活用する事も可能です。
その典型例が、サイトの定点観測です。
特定のサイトのみに範囲を限って、クローラーを機能させる事で、興味のあるサイトの新着情報や更新情報を効果的に集める事が出来ます。
RSSリーダーなどが該当しますね。
④自己サイトのSEO点検用クローラー
個人的なクローラーの使い方としては、『自己サイト』をクローリングする、という方法も良く行われます。
自分のサイトやその関連・競合サイトをクローリングすることで、自己分析や管理を進めている人も多くいるようです。
例えば自分のブログコンテンツのランキングチェックなども該当しますね。
検索エンジンで検索上位になるには?
検索エンジンで検索上位になるにはSEOが大切です。
一番大切になるのはキーワードを盛り込むことです。
そんなん当たり前でしょ?と思うなかれ。
SEOはキーワードをどれだけ意識するかによって変わります。
検索エンジンでは、僕たち人間が読む前に必ずロボットが記事を読んで、記事の内容を評価しています。
つまり「最終的に人が読むからロボット向けには書かない!」としてしまうと、
ロボットにも読まれない、人にも読まれない記事が完成してしまいます。
まずはロボット向けに読んでもらえるようにキーワードを盛り込んでおくことが重要となります。
主な対策方法
- 場所や、商品名は正式名称を意識して付ける
- 見出しにはキーワードをなるべく盛り込む
- キーワードの内容から脱線した話をしない
よく初心者の方がやってしまう間違いは
- 「あれ」とか「さっきのアレ」とか名称を一回入れたから大丈夫と思ってしまう
- タイトルにキーワードを入れてない
- キーワードの需要を全く考えず、自分が来るだろうと思うキーワードで狙ってしまう
このような間違いをしている限り、検索1位を狙うことは難しくなります。
検索上位にしたい場合はまずキーワードを強く意識することから始めてみましょう。
他にも検索エンジン、クローラーについてや、SEO対策の情報をまとめているので、ぜひご覧ください。