- 誤字脱字が多い方
- 投稿後のチェックを確実にしたいなって思っている方
- 文章を間違いを探すのが難しい方
よっしゃ、やっと記事書けたで〜。公開、ポチッとな。
お、ブログ書いたんですね、
お、渾身の作品やで!ぜひ見とってくれや!
おぉ〜、ん?あれ?これって誤字?
よく見たら結構間違えてますね。
ん…おわぁぁ!ホンマや!まったく気づかんかった!
そんなもんです。誤字脱字はなかなか気づかないものなんですよ。
いやー、これは結構致命的やで。恥ずかしい恥ずかしい…。
誤字脱字をチェックしてくれるようなサービスがあればなぁ〜。
ありますよ。しかも、結構いろいろ。
じゃあ、今回は誤字脱字ツールの中でも精度が高いオススメのツールを紹介しましょう!
ブログのコンテンツを作る際、誤字脱字は避けて通れない問題です。誤字脱字があると読み手に信頼性を損なうだけでなく、印象も悪くなってしまいます。そのため、文章校正は非常に重要です。
しかし、ブログの文字数は平均で3000〜5000文字と言われ、それだけ文字数が多い文章だと誤字脱字を見逃してしまうこともあります。そのような時に便利なのが文章校正ツールです。
文章校正ツールを使うことで、人間の目視によるチェックではないので、誤字脱字を見つけやすく、効率的に校正作業を行うことができます。
この記事では、世の中に出ている校正サービスを実際に検証し、その中でも精度の高いおすすめの文章校正ツールについて詳しく紹介していきます。
誤字脱字チェックの必要性
誤字脱字が与える悪影響
誤字脱字チェックはどうして必要なのでしょうか?それはこんな悪影響があるからです。
- 不快感や、違和感を与えてしまう
- 信頼性や、専門性を失ってしまう
- クローラーが誤認し、SEO的にマイナス
誤字脱字は違和感を与えたり、信頼を損なうという側面はさきほど伝えた通りです。
しかし、ブログにとって致命的なのが、SEOのマイナス。クローラーが誤認したり、評価を下げることにもなり、正しい評価が受け取れなくなってしまうのです。
人間は誤字脱字チェックが本能的に苦手
実は人間は誤字脱字チェックが苦手です。これは性格などの問題ではなく、本能的に苦手なのです。
人間には多少の誤字・脱字なら修正して読み上げてしまうという能力があり、人の目でチェックするには限界があります。この現象をタイポクリセミア現象と言います。
この現象を利用して中尾清月堂が2018年に広告を出し、圧倒的な売上を出していました。
みまなさに だじいな おらしせ。
こたのび なかお せいげどつう が
ぜたっい に ばれない ように
どやらき の リニュアール を
おなこい ました。
ちみなに この ぶんしょう の じんゅばん も
ばなれい ように いかれえて います。
”視覚と味覚が試される”キャンペーン広告がデザイン賞受賞!「ぜったいに ばなれい」どやらきのリニュアール! – PR TIMES
そのため、手作業ではなく、客観的な指摘を出し、効率化も図れる校正ツールが重要になるというわけです。
誤字脱字チェックツールの選び方
では、誤字脱字チェックツールの選び方について簡単に紹介していきます。
値段
まず無料か有料か、値段を見定めていきます。
もちろん、万人が使える状態である無料が良いと思うのですが、有料ツールの方が高度な機能を備えていることが多いため、コスパが良いかどうかもチェックしていきます。
値段の高さではなく、値段に見合う価値がない場合は減点です。
文章の校正・校閲チェック精度
校正・校閲チェックの精度が何よりも大切です。間違っているものを発見できないツールは使う意味がないのと同じです。
誤字脱字以外にも文章構成や表現の改善まで行えるツールもあるので、チェック範囲と精度は広ければ広いほどいいですね。
そもそも指摘が間違ってたり、誤字脱字に気づかなかったりしたら減点です。
情報漏洩しないセキュリティ
次に重要なのが情報漏えいしないセキュリティです。チェックしてもらうということは、文章をサービスを提供している会社へアップロードするということでもあります。
ビジネス文書、プレスリリースなど機密性の高い文章を扱う場合は、情報漏洩はあってはならないでしょう。
そもそも、利用規約などに記載がなかったりする場合は危なくて使えないので減点です。
校正結果の見やすさ
文章チェックの精度が完璧でも、その校閲してもらった内容が分かりやすくなければ判断に迷うでしょう。どこが間違っていたのか?どのように間違っていたのか?直すべきなのか?の判断が瞬時できるほど使いやすいでしょう。
あくまでも使いやすさの部分であるため必須とは言えませんが、加点対象でしょう。
使用環境
次にインストールタイプなのか、クラウドタイプなのか?使用環境を考えていきます。
文章チェックはほとんどがクラウドサービス化していますが、インストールして使う誤字脱字ツールもまだ存在するため、どの環境で動くのか?はしっかり見定めましょう。
クラウドであればパソコンの環境に依存せず、どんな環境でもインターネットさえあれば使えるようになりました。必須とは言えませんが、加点対象でしょう。
全校正・校閲ツールを実際に検証してみた
たくさんのツールから選りすぐって行きたいため、校正文章のサンプルを用意し、チェックしてもらうことにします。
小子化の進む中、あえて外国語教室を起業してはや5年。授業料は高いが、それに違わない高品質の個別指導を売り物にしたのだが、これほど流行るとはゆめゆめ思わなかった。しかし、自分に経営者としての才能がないのは、よく自負している。大都会、一人暮らし、電車通勤と、すべからく人生初の挑戦だった。そう思うと胃が痛いというか、内蔵すべてが痛い経験の連続だった…。
この塾はスペイン共和国へのホームステイで培ったスペイン語が強みだ。この点にこわだって徹底的に磨いてきたつもりだ。ここをウリに顧客の講買活動のデジタル化を進め,インサイトセールスにも踏み切ろうと思う。どれどの集客が煮込めるかをシュミレーションしていくことが大切となるだろう。買っていたくには自分も努力するしかない。
Youtubuでリードを獲得して、資料請求を促すDMを送ろう。「新年あけましておめでとうございます」などの新年の挨拶も効果あるかな。
- ツールにチェックしてもらうサンプル文章の答え
文章校正ツールは世の中にたくさんあるので、よく名前が出てくるサービスを探し、検証してみました!
文章の校正箇所のチェック結果画面は『精度』、文章の校正結果の内容については見やすさの欄に画像リンクを付けたのでご覧ください。
ツール名 | 値段 | 精度 | セキュリティ | 見やすさ | 環境 | 検証した感想 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Enno | 無料 | 4/23 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | クラウド | 唯一、無料プランで、チェックできていなかった逆説の連続を感知できたのは優秀。 | |
Shodo | 無料 | 5/23 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | クラウド | あくまでも校正はオマケ機能だが、誤字に関してはまぁまぁキャッチできた。 | |
日本語校正サポート | 無料 | 5/23 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | クラウド | 見やすい見た目で使いやすい。校正内容を細かく設定できるのは他にない取り組み。誤字・脱字よりも、難読や、助詞不足の指摘が激しい。Yahoo!JAPAN校正ツールデベロッパーを使用している模様。 | |
PRUV(プルーフ) | 無料 | 6/23 | ★☆☆☆☆ 利用する可能性がある | ★★★☆☆ | クラウド | 唯一、三点リーダーの使い方を指摘。指摘も無料プランの中では優秀で、解説もなかなか見やすいが、指摘箇所を『第一文7分節』のように指定するのは探しづらい気がする。 | |
オンライン日本語校正補助ツール | ページ自体は開くのだが、校正を依頼すると、動作しないため、検証不可能。 | ||||||
テキスト処理ツール | 無料 | 5/23 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | クラウド | 無料プランでは唯一、チェック結果と校正結果が一緒に表示されるので何が間違っていたのか分かりやすい。チェック機能は日本語校正サポートと同じなので、中身はYahoo!JAPAN校正ツールだと思われる。 | 難読、助詞不足を指摘 |
チョイミテーナ | 無料 | 5/23 | ★★★★☆ 90日で削除 | ★★☆☆☆ | クラウド | 用字の指摘数が多め。また、送信されたテキストについての取り扱いを書いてあるのも信頼できる。ただし、チェック結果は解説がないので判断しにくい。また無料に関わらず提供情報は90日で削除される点は評価したい。 | |
PR TIMES校正機能 | 無料 | 1/23 | ★★☆☆☆ 何もしない | ★☆☆☆☆ | クラウド | あくまでもプレスリリースに関わる内容の校正しかしないと思われる。また、校正箇所の色が非常に薄く分かりづらい。解説もないので、校正には期待しないほうが良い。 | 審査があるため、法人しか登録できない。 |
Tomarigi | いろいろな準備が必要で、インストールするのも一苦労。 この時点で初心者お断りな印象だが、エラーが起こって動作しない。 | ||||||
Valuepress-プレスリリース校正ツール | 途中でAI分析が止まってしまうため、検証不可能。 | ||||||
ChatGPT | 無料 | 6/23 | ★★★★☆ 30日で削除 | ★☆☆☆☆ | クラウド | 調整すればするほど精度が良くなるのだが、勝手に文章を変えてしまったり、プロンプトをしっかり使わないと使えないため、使いづらい。また、どこをどう修正したのかは記載されないので、知りたい場合は別途指示する必要がある。 | 無料版はVer.3.5。 |
ATOKクラウドチェッカー | 600円/月 | 3/23 | ★★☆☆☆ 記載はないが、プライバシーポリシーマークがある | ★★★★★ | クラウド | 有料で誤字脱字に特化したサービスで、この校正結果は残念。ビジネス用語にふさわしくない単語・文脈を唯一指摘してくれるので、公的な文章のチェックに向いている。 | ATOK Passport [プレミアム]以上のプランを契約すれば使える |
Word | 有料 | 1/23 | ★★★★★ 保存しない | ★☆☆☆☆ | インストール (Windows・Mac) | これだけの間違いがある文章の中、『YoutTube』の間違いしか指摘できなかったのは、多くの日本人が使うアプリケーションなのに残念。元々、校正機能はオマケなので期待しないほうが良いだろう。 | |
文賢 | 2178円/月 | 10/23 | ★★★★★ 保存しない | ★★★★★ | クラウド | 校閲、推敲、AIアシストと機能を跨ぐ必要はあるが、数多くの修正をしてくれる。文章表現の変更や、読み上げ機能もあるため、間違いに気づきやすい機能がたくさんある。指摘箇所も丁寧に教えてくれるので使いやすい。ただ、AIアシストなしだとそれほど多くの校正をしてくれたわけではなかった点に注意。 | 初期費用11880円 |
JustRight!7 Pro | 47000円 | 4/23 | ★★★★★ 保存しない | ★★★★☆ | インストール (Windows) | 唯一、慣用表現の間違いを指摘。しかし、有料なのにも関わらず精度が低く、無料に勝てなかったのは非常に残念。 | 無料体験版は30日 |
Press Term | 30000円 | 10/23 | ★★★★★ 保存しない | ★☆☆☆☆ | インストール (Windows) | 唯一、教室から塾に変わっている点を指摘。提案事項も多く、校正結果は概ね満足。しかし、なぜ指摘されたのかの理由は書かれていないため、直して良いのかの判断に迷う結果に。 | 無料体験期間は翌月末まで |
Ai Editer | 3000円〜 | 1/23 | ★★★☆☆ 開示・漏洩しない宣言 | ★★★★★ | クラウド | チェック結果を事細かく指定できたり、接続詞の重複を唯一指摘できているのがGood。カーソルを合わせることで修正箇所が分かりやすい。薬機法チェックにこだわりがあるのか、かなり数が細かい。 | 無料体験期間は14日 |
Transcope(トランスコープ) | 11000/月 | 以前は誤字脱字チェックができたが、現在は提供終了。 有料版のみだが引き続き、薬機法チェックや、コピーコンテンツチェックができる。 元々はAIでのSEOライティングがウリのツールなので、そちらをメインにする人が使うツールだろう。 | 無料体験版は1週間のみ |
検証結果から分かる校正・校閲ツールのオススメ
それではいよいよ、誤字脱字をチェックする文章校正ツールのオススメを紹介します。
検証した全ツールの中から、こちらの望む正答率が高く、使いやすかったツールはこの3つです。
PRUV(プルーフ)
1つ目はPRUV(プルーフ)です。
無料なのに精度も高く、誤字だけでなく、「新年あけましておめでとうございます」の表現を唯一指摘するなど、文章表現まで校正してくれるのが大きなメリット!
指摘した理由は、場所が分かりにくいものの、なぜ指摘されたのか?という理由は明確に書かれていて分かりやすいです。
ただし、セキュリティ面が弱く、外に出してはいけない文は出しづらいのと、400文字しか入力できないのはデメリットですね。
チョイミテーナ
2つ目はチョイミテーナです。
こちらも無料で使えるのと、「挨拶」などの細かい用字を指摘するなどが大きなメリット!セキュリティに関しても90日で削除しますと明示されているので、セキュリティも安心できます。
しかし、解説に関しては非常に分かりづらく、修正箇所は分かるものの、なぜ直されたのかは簡単に書かれています。誤字なら分かりやすいですが、文章表現だと判断に迷うことが多くなるのがデメリットですね。
文賢
最後の3つ目は文賢です。
文賢は校閲、推敲と別々に詳しくチェックしてくれます。さらにチェック結果が非常に分かりやすく、指摘箇所をクリックすると、解説まで飛んでくれるので使いやすいですね。
また、最近ではAIアシストの機能が加わり、その校正結果に磨きがかかりました。
他にも読み上げ機能があったり、文章をサーバー上に保存しない設定になってるのも魅力的です。
しかし、有料はやはりデメリット。文章をチェックするのが本当に苦手な人や、ブログだけでなくライターの仕事をしているという人は購入すると良いかと思います。
まとめ:お金をもらうようになったら有料ツールを視野に入れよう
いろいろツールあるのに、思ったより精度高くないんやな〜。
そうですね。あくまでも補助的なツールです。そう思って使わないと、直さないまま世の中に出ちゃいますね。
そら恐ろしいわ!やっぱりしっかりチェックせな!
まぁ、今回は400文字だったから探しやすいですが、万単位になってくるとさすがに辛いと思います。なので、その場合は文賢使うと良いでしょうね。
せやな!ちゃんと仕事もらうようになったら購入させてもらうわ!
誤字脱字ツールを徹底的に検証してきましたが、使いやすいツールは限られてくると感じました。
無料の場合は一つのツールでチェックするのではなく、複数のツールをまたいで使って精度を上げていくと有料以上の精度にできるでしょう。
ただし、ほとんどのサービスで入力した文章の取り扱いについて明示していません。漏洩の危険性も十分にあるので、機密性の高い文章は無料ツールでチェックしないほうが良いと感じました。
また誤字脱字に関して、有料のツールでは文賢が一強の状態。他のツールでは比較にならないと感じました。セキュリティも高いので、機密性の高い文章もチェックできるのは良いなって思います。
ブログのみをやっている場合では、ガチ勢でしか使わないと思うので、ライターの仕事が取れた!って方は文賢の購入も視野に入れていきましょう。
最後に伝えたいことは、必ず人の目でチェックするということ。
どのツールでも完璧な結果を出すことができなかったように、そもそも指摘すらされない箇所が多くありました。つまり、ツールでは誤字脱字・表現の誤りを探すことはまだ難しいということです。
ツールを過信せず、最後は何度も何度も自分で目でしっかり見直すクセをつけていきましょう。
他にもSEOに強くなる書き方はこちらにまとめました。ぜひご覧ください。